概  要
  • 九州大学農学部附属演習林は,森林科学,林業・林産業に関わる教育・研究施設として機能しており,所有する森林は北海道演習林(3,713ha),福岡演習林(513ha),宮崎演習林(2,916ha)の計7,142haで,それぞれに特色ある森林に基盤を置いた教育・研究を行っています.
     
  • 福岡演習林は九州大学箱崎キャンパスから北東約12kmの福岡県糟屋郡篠栗町および久山町に所在し,面積481haで,博多湾に注ぐ多々良川水系の新建川と金出川の源流部に位置しています.標高は30〜553mで,約100haは標高100m以下の第三紀層の丘陵地ですが,残りは古生層の急峻な山岳地形です.気候は,年平均気温16.5℃,暖かさの指数は138.6,年平均降水量は1670mmです.
     
  • 自然植生はカシ類,シイ類,タブノキ,ヤマモモ等の温暖帯性常緑広葉樹(照葉樹)が多く,乾燥した尾根にはイヌシデ,コナラ,クリ等の落葉広葉樹が分布しています.
     
  • 研究棟近傍には,樹木約350樹種を植栽した面積約30haの資源植物園があります.また,敷地の西端にある蒲田池を取り囲む約17haの林地を「篠栗九大の森」として地域に開放しています.
     
  • 福岡演習林は設置当初(1922年)から箱崎キャンパスに近いこともあり,古くから「教育研究」の場として活用されています.
 
 


沿  革

1922(大正11). 9  早良演習林を農商務省より国有林の一部54haの移管を受けて設置

1922(大正11). 11 農商務省より国有林の一部365.57haの移管を受け、篠栗町および久山町に糟屋                   演習林を設置,森林監守員を配置

1925(大正14). 8  篠栗町高田の生ヶ谷団地(6林班)に事務所および職員宿舎を新築

1925(大正14)    糟屋演習林でマツ材線虫病によるマツ枯れ被害が発生

1925(大正14). 4  糟屋事業区施業案説明書を作成

1928(昭和3). 7   新建団地(13〜16林班)内の介在民有林(2.15ha)を購入

1932(昭和7)     生ヶ谷団地(6林班)に樹木園を整備

1935(昭和10). 4  糟屋演習林第1次編成経営案説明書を作成

1947(昭和22)    糟屋演習林でマツ材線虫病が林内に蔓延し多くのアカマツが枯れ始めた

1948(昭和23)    マツ材線虫病による被害木の早期駆除および直営伐採の木材加工を行うため高田                   団地に製材所を設置

1951(昭和26)    マツ材線虫病が林内に蔓延し激甚な被害(10359本・材積3081㎥)が発生

1953(昭和28). 4  糟屋演習林第2次編成経営案説明書を作成

1954(昭和29). 3  新建団地の隣接国有林(17〜19林班)70.61haを宮崎演習林人吉苗畑の一部                    (3,636屐砲箸慮魎垢砲茲蠎萋

1956(昭和31). 2  大雪のためスギを中心に甚大な被害が発生

1956(昭和31). 3  久山町中久原の演習林内に久原作業所を設置

1957(昭和32). 4  雪害および台風被害のため第2次編成経営案に基づいた管理運営が不可能となり,                   臨時的に糟屋演習林第3次編成経営案説明書を作成

1962(昭和37). 6  演習林規則の制定により早良演習林および糟屋演習林は早良地方演習林および                    糟屋地方演習林と改称

1964(昭和39). 3  高辻,大浦,鬼ヶ浦団地(9〜11林班)に林木育種試験地9.30haを設置

1965(昭和40). 1  明治鉱業株式会社明治高田工業所との交換

1965(昭和40). 7  大倉団地隣接地の民有林1.8haを購入

1965(昭和40)     農場規模拡大問題への対応として鬼ヶ浦団地(11林班)の一部が果樹園5.15ha                    および牧草地18haを農場へ貸与

1966(昭和41). 4  糟屋地方演習林第4次編成経営案説明書を作成

1967(昭和42). 3  糟屋地方演習林の合計面積447.52ha

1967(昭和42). 3  生ヶ谷団地(6林班)の事務所等を大浦団地(10林班)内に移築

1967(昭和42). 3  事務所移転を記念して農学部教職員および学生によるサクラ苗木257本を植樹

1967(昭和42). 10  大浦団地(10林班)の一部を薬学部薬用植物園として貸与

1969(昭和44). 7  福岡市水道局久原ダム用地として穴口団地(8林班)9.08haと久山町の民有林                      20.14haと交換,鹿倉団地(20林班)に編入

1970(昭和45). 2  石炭合理化事業団と林地交換(生ヶ谷団地2.32haを減少し大浦団地2.29haを増加)

1975(昭和50). 2  飯盛(2林班),御手洗水団地(4林班)の一部1.38haを県道用地として福岡県に譲渡)

1976(昭和51). 6  9〜11林班内に産業植物園の開設決定

1977(昭和52). 3  糟屋地方演習林の合計面積455.57ha

1977(昭和52). 4  糟屋地方演習林第5次編成経営案説明書を作成

1977(昭和52). 4  産業植物園の造成着手

1978(昭和53). 3  久原研修所を改築

1981(昭和56). 1  3林班と11林班の各一部9.56haおよび7林班の全面積9.30ha(交換渡地18.86ha)                 を篠栗町の町有林20.14haと交換,21〜23林班56.37haに編入

1981(昭和56). 2  福岡県立社会教育総合センターの用地として3林班の一部8.13haを福岡県に売却

1982(昭和57). 3  糟屋地方演習林の合計面積486.19ha

1986(昭和61). 3  産業植物園を資源植物園に改称

1987(昭和62). 4  糟屋地方演習林第6次森林管理計画書(旧編成経営案説明書)を作成

1988(昭和63). 3  国道201号バイパス用地として高辻,鬼ヶ浦団地(9,11林班)の一部1.9haを建設省                  に譲渡

1988(昭和63). 12 福岡県鳴淵ダム用地として荒平団地(1林班)の一部1.7haを福岡県に譲渡

1990(平成2). 12  資源植物園整備計画を決定

1993(平成5). 10  演習林本部(箱崎キャンパス)を大浦団地(10林班)に移転,糟屋地方演習林および                   早良地方演習林を統合

1993(平成5). 10  演習林本部事務・研究棟および学生宿泊棟を新築

1993(平成5). 10  糟屋地方演習林を福岡演習林,早良地方演習林を福岡演習林早良実習場に改称

1997(平成9). 2   九州大学の元岡地区(伊都キャンパス)への移転資金捻出のため早良実習場の一部                   5.45haを福岡市へ売却

1997(平成9). 3   福岡演習林第7次森林管理計画書を作成

1998(平成10). 2  九州大学の元岡地区(伊都キャンパス)への移転資金捻出のため早良実習場の一部                   6.56haを福岡市へ売却

1999(平成11). 2  九州大学の元岡地区(伊都キャンパス)への移転資金捻出のため早良実習場の一部                   4.50haを福岡市へ売却

2000(平成12). 4  大学院重点化改組により,演習林教官は大学院農学研究院森林資源学部門森林生態

               圏管理学講座の所属となり,また技術系職員は研究部所属となる.

               農場事務部と演習林事務部を統合し,農場・演習林事務部に改組

2004(平成16). 4  国立大学の法人化に伴って演習林の林地は民有林に編入

2007(平成19). 1  福岡演習林第8次森林管理計画書を作成

2007(平成19). 1  福岡演習林の合計面積481.44ha

2007(平成19). 1  早良実習場の合計面積約32ha

2010(平成22). 7  篠栗町との共同管理のもと大浦団地(11林班)の一部約17haが「篠栗九大の森」とし                て一般市民向けに開放された

2013(平成25). 8  久原研修所の土地および建物を社会福祉法人へ売却.

2013(平成25). 10 農場に1965年10月1日から借地としていた牧草地が返還された.

2015(平成27). 9  第9・10林班の一部(17.008ha)を篠栗町に売却.


Last-modified: 2016-03-30 (水) 17:20:17 (539d)
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