和名:サワグルミ

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見通しの良い山中の谷間ではすらりと直立し,幹に縦に大きな溝が入った大木を見かけます.これがサワグルミで沢沿いによく生えるのでこの名がつきました.本村では単にクルミと呼ばれています.日本全土と中国中部に分布します.樹高30m,直径1m以上になり,樹皮は灰褐色で,枝は太くて少なく亭々とした樹形です.葉は長さ約30cmにもなる大きな奇数羽状複葉を互生します.雌雄同株で,長さ40cmほどで翼を有した種子30余個を着けた果穂を下垂し,風により散布されます.土石流などが起きた攪乱された渓流のガレ場を好む先駆樹種のひとつです.通直な幹を持つので木材は優良に見えますが,淡黄褐色の材はあまり質が良くなく,下駄やマッチ軸といった小物利用が主体で,やや見かけ倒しの木です.


Last-modified: 2011-02-15 (火) 10:30:42 (2491d)
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