*学生の研究テーマ [#kfcdf195] **楠本聞太郎(D3)ツル植物が森林生態系の構造と機能に果たす役割の評価[#eae477f2] -沖縄島北部を中心に、ツル植物の生態に関する研究を行っています。 -''サブテーマ1.種特性の評価'' 個々の種について、よじ登り様式、葉の形態、成分等を調べています。 -''サブテーマ2.空間分布と環境要因の関係'' 大面積プロット(16 ha, 9 ha)で毎ツル調査を行い、ツル植物の分布と地形要因およびホストの構造との関係を調べています。 -''サブテーマ3.遷移段階の違いによるツル植物の群集構造の変化'' ツル植物の群集構造が、時間軸上でどのように変化するかを調べています。現在、二次林と原生林で比較を行っています。 -''サブテーマ4.ツル植物が生態系の機能に与える影響'' リターフォール(落葉・落枝)を指標として、ツル植物の機能を定量化しています。また、ツル植物が立木のリターフォール生産に与える影響の評価も行う予定です。 -この他、福岡県の暖温帯林において、ツル植物の分布と地形、ギャップ形成、ホスト構造の関係について調べています。 **今村雄太(B4) [#wf9b74b3] **大津洋暁(B4) [#n5a1d7b1] -林齢に伴う林分構造の発達 --北海道演習林細胞式舌状間伐作業法試験区にて *卒業生の研究テーマ [#d56714c7] **[[藤井新次郎>http://wiki.livedoor.jp/kubota_yasuhiro/d/%bf%b9%ce%d3%c6%b0%c2%d6%a4%f2%ba%c6%b8%bd%a4%b9%a4%eb%b4%f0%cb%dc%a5%e2%a5%c7%a5%eb]](H.21年度博士課程修了)南西諸島の亜熱帯林における森林動態モデルの構築 [#y80f91a7] 森林動態を記述するシミュレーションモデルを用いて、沖縄諸島の亜熱帯林の動態の解析を行っています。 -Fujii S,Kubota Y Enoki T(2009)Resilience of stand structure and tree species diversity in subtropical forest degraded by clear logging. Journal of Forest Research 14(6):373-38 -FUJII Shinjiro, KUBOTA Yasuhiro, ENOKI Tsutomu Long-term ecological impacts of clear-fell logging on tree species diversity in a subtropical forest, southern Japan. Journal of Forest Research (in press) 研究関連キーワード: individual-based model, SEIB-DGVM, sprout, typhoon disturbance, tree species diversity, sustainability,regime shift, wood density, SLA, Subtropical forest, Okinawa, etc. **村田育恵 (H.18年度博士課程)ニホンジカが森林動態に及ぼす影響 [#m2248299] **宮島裕子(H.21年度修士課程修了) アカマツの肥大成長パターンに森林構造が及ぼす影響の評価[#d84cad59] -二次林の遷移過程を明らかにすることを目的としています. 遷移初期に定着するアカマツの肥大成長パターンが,定着時期や地形,周辺の林分構造によってどのような違いがあるのかを調べています. -平成21年度は宮演に棲んで修行します. **前田由香(H.21年度修士課程修了) 立地による樹木の窒素利用様式の比較解析[#l04fa1b9] -斜面方位によって樹種構成が大きく異なる北海道演習林で樹木の窒素利用に関する研究を行いました。 -天然林同様、人工林の下層植生も斜面方位で大きく異なることを明らかにしました。 -植生構造の違いを斜面方位で異なる土壌との関係から説明しました。 -斜面方位に対する樹種ごとの窒素利用効率を明らかにしました。 -群落レベルのリター生産の窒素利用効率が斜面方位によって異なることを土壌との関係から明らかにしました。 -これらの成果の一部は前田ほか(2009)に記載しました。 **大迫武治(H.20年度修士課程修了)二次遷移初期におけるリュウキュウマツの混交が亜熱帯性常緑広葉樹林の構造と生産性に及ぼす影響 [#ac019625] **池崎翔子(H.20年度修士課程修了)ヒノキ不成績人工林における林分構造および物質生産の地形による変異 [#me0af939] -ヒノキの人工林において、ヒノキの発達様式や広葉樹の侵入過程、および生産量が地形によってどのように異なるのかについて調べました。 -また、バイオマスや生産量を指標として、人工林内に侵入した広葉樹の機能を定量化しました。 **井上貴文 (H.19年度修士課程修了)140年生スギ人工林における林分構造と物質生産に与える地形とスギの影響 [#t246241d] **小早川浩志(H.21年度学士課程卒業) ヒノキ人工林内に天然更新したイヌマキ稚樹の樹形に及ぼす光環境と個体群密度の影響[#g2411628] **吉村賢太郎(H.20年度学士過程卒業)アカマツ二次林におけるリターフォール量の空間変異に他種混交が及ぼす影響 [#w6244763]