生物の多様性を維持するための森林管理

  

 これまでの管理目標は,木材生産を重視し,広大な単純林(スギやヒノキだけを育成する森林)を造ることでした.しかし,生物の種と遺伝子を維持することが不可欠になり,生態系を重視し,地域の環境を保全する森林造りが求められるようになりました.森林を自然のまま放置すれば目的が達成される時代は終わり,21世紀には,地域的・国民的,場所によっては世界的な合意によって目標を設定し,それを作り上げる時代を迎えています.

   

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『森・水・人』−学術の森による森林生態圏科学の展開