forest の履歴(No.2)

九州大学福岡演習林の森林†

　125年生のスギ学術参考保護林(1.33ha)のほか、本地域の自然植生である常緑広葉樹天然生林9.05haが学術参考保護林に指定されている。

　スギ品種の成長特性を明らかにし、適地、適品種選定の基礎資料を得ることを目的としている。六演習林とは、九大の2演習林(福岡、宮崎)と、鹿児島大学、宮崎大学、愛媛大学、日田林工高校の4演習林である。

　山体地下部での地下水の動態や貯留システムの解析を目的とし、13～19林班において、連続した小流域間における降水量や流出量を計測している。

　ヒノキ、スギ、マツを目標樹種とした、皆伐による更新、集約的な撫育をおこなう作業法についての試験区。輪伐期80年。

　ヒノキ、スギを目標樹種とした、皆伐による更新、集約的な撫育をおこなう作業法についての試験区。給伐期70年。目標とする樹種割合は、ヒノキ:スギ＝6:4である。

　斜面崩壊や土石流出の防止など、山地保全を重視した施業をおこなう区である。特に壮齢林における間伐方法について、保安林としての機能を碓持させることを前提とした試験がおこなわれている。