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[[sites]] * 学術参考保護林 [#ke4815bd] 本演習林の特徴的な植生を中心に特定の林相を比較的小面積で保全し,教育研究に供することを目的に設定された.現在は15カ所の学術参考保護林が設置され,長期的な森林動態のモニタリングが行われている. **コウヤマキ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/kouyamaki0001.jpg,center) この保護林は第3次編成経営案説明書(1976〜1985年)で指定されており,2007年現在で設定後30年以上が経過している.18林班内の西側に位置し(32°20′N,131°11′E,標高1180m),区域面積は73.36haである.尾根沿いにはコウヤマキやヒメコマツ・ツクシアケボノツツジが多く見られる. **スギ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/sugi0001.jpg,center) この保護林は13林班内の北側にあたる平坦部(通称オキテバノデーラ)に位置し(32°19′N,131°10′E,標高1019m),区域面積は0.24haで胸高直径が20〜100cmのスギが30本ほど見られる.このスギの経緯は,百数十年前に椎葉村大河内地区大藪集落の住民が,この場所で焼き畑によるヒエ造りをしていた頃にスギの穂を直挿したものと言われている. **モミ・ツガA [#i4574b5a] #ref(siteadmin/momitsuga0001.jpg,center) この保護林は34林班の国道388号沿いに位置し(32°23′N,131°10′E,標高1082m),区域面積は6.42haである.当初はモミ・ツガ天然更新試験地として設定されたものであり,モミの大径木が多く見られる. **モミ・ツガB [#i4574b5a] #ref(siteadmin/momitsuga0002.jpg,center) この学術参考保護林は三方岳団地の第22林班内(32°21′N,131°10′E,標高1061m)に位置し,区域面積は0.78haである.モミ・ツガは九州山地の天然林の主要樹種であり,宮崎演習林においても更新過程などの研究が進められてきた.この林分は1995年にモミ・ツガ林長期動態試験地に指定され,林分構造のモニタリングが行われている.現在,これらの過去のデータの有効利用を検討しており,過去の調査プロットを再現できれば,森林動態の推移の解明が期待される. **クリ・ミズナラ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/kuri0001.jpg,center) この保護林は24林班の比較的立地条件の良い平坦な地形に位置し(32°22′N,131°10′E,標高1126m),区域面積は4.49haである.宮崎演習林設立以前に銅山で栄えた時期に薪炭材の伐採が行われており広葉樹の多い二次林である. **ケヤキ・カエデ類 [#i4574b5a] #ref(siteadmin/keyaki0001.jpg,center) この保護林は9林班(萱原山)の登山道入口に位置し(32°21′N,131°07′E,標高854m),区域面積は3.50haである.当初はケヤキ天然更新試験地として設定され,林相はケヤキのほかカエデ類が多く自生しており,宮崎演習林では稀少なテツカエデやミツデカエデも確認されている.また,演習林内でも最も標高が低く(600〜900m)常緑の広葉樹が多くみられる. **サワグルミ・オヒョウ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/sawagurumi0001.jpg,center) この保護林は津野岳団地第4林班内のセンツキ谷沿いに位置し(32°22′N,131°05′E,標高1275m),区域面積は14.19haである.当区域は青々と苔生した岩の間を沢水が流れ,サワグルミやチドリノキなどの谷沿いを好む種が多く見られる.近年,シカの食害を受け枯死するオヒョウがしばしば見られるようになってきた. **アカマツ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/akamatsu0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第15林班内の民有地との境界に近接した尾根筋に位置し(32°20′N,131°10′E,標高928m),区域面積は7.95haである.当区域は演習林の中でも比較的標高の低いところにあたるため常緑広葉樹が多く混じる.アカマツは大径で樹高の伸びも良く多くの優良木が生育している. **ツクシシャクナゲ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/syakunage0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第21林班内のジャ谷の上流部に位置し(32°22′N,131°11′E,標高1304m),区域面積は0.73haである.当初はツクシシャクナゲ群落保全試験地として1976年に設定されたものである.ツクシシャクナゲは演習林の中では当区域以外で確認されておらず,希少種になっている. **ツクシアケボノツツジ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/akebono0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第32・33林班界の尾根筋に位置し(32°23′N,131°10′E,標高1182m),区域面積は1.74haである.ツクシアケボノツツジは宮崎演習林では尾根筋に広く分布しており,毎年4〜5月頃にピンク色の大きな花を付ける. **ブナ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/buna0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第37林班内の民有地との境界に近接した尾根筋に位置し(32°24′N,131°10′E,標高1318m),区域面積は3.23haである.ブナは本演習林に広く分布しているが,まとまって生育している所は少ない.また,近年ではブナの老木の倒木が目立つ場所が多く,健全なブナが多く残る当区域を保護林に設定した. **シナノキ [#i4574b5a] この保護林は津野岳団地第3林班内の津野岳山頂付近に位置し(32°22′N,131°04′E,標高1536m),区域面積は1.19haである.シナノキは宮崎演習林では希少種であり,その中でも津野岳団地に多く自生している. **ヒコサンヒメシャラ・マンサク [#i4574b5a] この保護林は津野岳団地第4林班内の津野岳山頂付近に位置し(32°22′N,131°04′E,標高1580m),区域面積は2.54haである.当区域は演習林の中でも最も標高の高いところにあたり,多くのヒコサンヒメシャラやマンサクが自生している. **ヒメコマツ・アカマツ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/himekomatsu0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第28林班内に位置し(32°22′N,131°09′E,標高1264m),区域面積は84.76haである.当初は第2次編成経営案説明書(1966〜1975年)で学術参考保護林に指定された.第4次森林管理計画書(1986〜1995年)では,「アカマツ学術参考保護林」にと名称が改められている.この保護林にはアカマツと同様にヒメコマツも多く自生していることから,第5次森林管理計画書(1996〜2005年)では「ヒメコマツ・アカマツ学術参考保護林」と改められた. **レンゲツツジ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/renge0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第25林班の平坦部に位置し(32°22′N,131°10′E,標高1112m),区域面積は0.96haである.第24林班にはレンゲツツジ群落保全試験地として1976年に設定されたものの,近年ではニホンジカの食害により減少傾向にあるため,今回25林班に新たに設定した. RIGHT:&size(10){by kubota};
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[[sites]] * 学術参考保護林 [#ke4815bd] 本演習林の特徴的な植生を中心に特定の林相を比較的小面積で保全し,教育研究に供することを目的に設定された.現在は15カ所の学術参考保護林が設置され,長期的な森林動態のモニタリングが行われている. **コウヤマキ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/kouyamaki0001.jpg,center) この保護林は第3次編成経営案説明書(1976〜1985年)で指定されており,2007年現在で設定後30年以上が経過している.18林班内の西側に位置し(32°20′N,131°11′E,標高1180m),区域面積は73.36haである.尾根沿いにはコウヤマキやヒメコマツ・ツクシアケボノツツジが多く見られる. **スギ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/sugi0001.jpg,center) この保護林は13林班内の北側にあたる平坦部(通称オキテバノデーラ)に位置し(32°19′N,131°10′E,標高1019m),区域面積は0.24haで胸高直径が20〜100cmのスギが30本ほど見られる.このスギの経緯は,百数十年前に椎葉村大河内地区大藪集落の住民が,この場所で焼き畑によるヒエ造りをしていた頃にスギの穂を直挿したものと言われている. **モミ・ツガA [#i4574b5a] #ref(siteadmin/momitsuga0001.jpg,center) この保護林は34林班の国道388号沿いに位置し(32°23′N,131°10′E,標高1082m),区域面積は6.42haである.当初はモミ・ツガ天然更新試験地として設定されたものであり,モミの大径木が多く見られる. **モミ・ツガB [#i4574b5a] #ref(siteadmin/momitsuga0002.jpg,center) この学術参考保護林は三方岳団地の第22林班内(32°21′N,131°10′E,標高1061m)に位置し,区域面積は0.78haである.モミ・ツガは九州山地の天然林の主要樹種であり,宮崎演習林においても更新過程などの研究が進められてきた.この林分は1995年にモミ・ツガ林長期動態試験地に指定され,林分構造のモニタリングが行われている.現在,これらの過去のデータの有効利用を検討しており,過去の調査プロットを再現できれば,森林動態の推移の解明が期待される. **クリ・ミズナラ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/kuri0001.jpg,center) この保護林は24林班の比較的立地条件の良い平坦な地形に位置し(32°22′N,131°10′E,標高1126m),区域面積は4.49haである.宮崎演習林設立以前に銅山で栄えた時期に薪炭材の伐採が行われており広葉樹の多い二次林である. **ケヤキ・カエデ類 [#i4574b5a] #ref(siteadmin/keyaki0001.jpg,center) この保護林は9林班(萱原山)の登山道入口に位置し(32°21′N,131°07′E,標高854m),区域面積は3.50haである.当初はケヤキ天然更新試験地として設定され,林相はケヤキのほかカエデ類が多く自生しており,宮崎演習林では稀少なテツカエデやミツデカエデも確認されている.また,演習林内でも最も標高が低く(600〜900m)常緑の広葉樹が多くみられる. **サワグルミ・オヒョウ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/sawagurumi0001.jpg,center) この保護林は津野岳団地第4林班内のセンツキ谷沿いに位置し(32°22′N,131°05′E,標高1275m),区域面積は14.19haである.当区域は青々と苔生した岩の間を沢水が流れ,サワグルミやチドリノキなどの谷沿いを好む種が多く見られる.近年,シカの食害を受け枯死するオヒョウがしばしば見られるようになってきた. **アカマツ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/akamatsu0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第15林班内の民有地との境界に近接した尾根筋に位置し(32°20′N,131°10′E,標高928m),区域面積は7.95haである.当区域は演習林の中でも比較的標高の低いところにあたるため常緑広葉樹が多く混じる.アカマツは大径で樹高の伸びも良く多くの優良木が生育している. **ツクシシャクナゲ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/syakunage0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第21林班内のジャ谷の上流部に位置し(32°22′N,131°11′E,標高1304m),区域面積は0.73haである.当初はツクシシャクナゲ群落保全試験地として1976年に設定されたものである.ツクシシャクナゲは演習林の中では当区域以外で確認されておらず,希少種になっている. **ツクシアケボノツツジ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/akebono0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第32・33林班界の尾根筋に位置し(32°23′N,131°10′E,標高1182m),区域面積は1.74haである.ツクシアケボノツツジは宮崎演習林では尾根筋に広く分布しており,毎年4〜5月頃にピンク色の大きな花を付ける. **ブナ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/buna0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第37林班内の民有地との境界に近接した尾根筋に位置し(32°24′N,131°10′E,標高1318m),区域面積は3.23haである.ブナは本演習林に広く分布しているが,まとまって生育している所は少ない.また,近年ではブナの老木の倒木が目立つ場所が多く,健全なブナが多く残る当区域を保護林に設定した. **シナノキ [#i4574b5a] この保護林は津野岳団地第3林班内の津野岳山頂付近に位置し(32°22′N,131°04′E,標高1536m),区域面積は1.19haである.シナノキは宮崎演習林では希少種であり,その中でも津野岳団地に多く自生している. **ヒコサンヒメシャラ・マンサク [#i4574b5a] この保護林は津野岳団地第4林班内の津野岳山頂付近に位置し(32°22′N,131°04′E,標高1580m),区域面積は2.54haである.当区域は演習林の中でも最も標高の高いところにあたり,多くのヒコサンヒメシャラやマンサクが自生している. **ヒメコマツ・アカマツ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/himekomatsu0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第28林班内に位置し(32°22′N,131°09′E,標高1264m),区域面積は84.76haである.当初は第2次編成経営案説明書(1966〜1975年)で学術参考保護林に指定された.第4次森林管理計画書(1986〜1995年)では,「アカマツ学術参考保護林」にと名称が改められている.この保護林にはアカマツと同様にヒメコマツも多く自生していることから,第5次森林管理計画書(1996〜2005年)では「ヒメコマツ・アカマツ学術参考保護林」と改められた. **レンゲツツジ [#i4574b5a] #ref(siteadmin/renge0001.jpg,center) この保護林は三方岳団地第25林班の平坦部に位置し(32°22′N,131°10′E,標高1112m),区域面積は0.96haである.第24林班にはレンゲツツジ群落保全試験地として1976年に設定されたものの,近年ではニホンジカの食害により減少傾向にあるため,今回25林班に新たに設定した. RIGHT:&size(10){by kubota};
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