2015年5月3日午前10時半頃,北海道演習林に隣接する足寄町鷲府の牧草地から出火し,9林班に延焼する.お昼過ぎに鎮火.焼失面積は1.34ha のカラマツ人工林(に小班,1965年度植栽).近隣の作業者がトラクターで肥料を散布していたところ,煙が立 ち上りだしたので,消防に通報.じわじわと火が燃え広がり,シカ防除柵の丸太に火がついてからは火の勢いが増し,林地の斜面を駆け上がる.関係機関の努力 と風向きが変わったことにより鎮火.
(参考情報)50年ほど前にも9林班では広範囲な焼失事例があった.近隣の敷地の森を伐採して焼き払っており,その火が演習林に飛び火したもの.演習林概要初版によると1952(昭和27)年5月,20,21,23,24,25,27,28,30林班の一部と22,26林班の全部が山火事で焼失.