林業の歴史

   

 過去80年間に日本人1人当たりの木材消費量は、0.9m3程度であまり変わっていません。しかし、その内訳は新炭材(燃料材)から用材(住宅や紙や橋などに使われる木材)へと大きく変わりました。

 

 用材が不足することは早くから認識され、造林が積極的に行われました。特に昭和25年から45年までの20年間には、毎年30〜40万haの造林が行われ、それに使用された苗木は毎年10〜15億本にも達しました。しかし、1960年代以降、不足する木材は輸入によって満たされるようになり、現在では、自給率(日本で消費される木材に占める国産材の比率)が20%に低下しています。

 

 現在、日本の林業は輸入材におされ、低迷しています。数百万haの人工林が手入れをしないまま放置され、戦後に投下された莫大な資金と労働力が無駄になろうとしています。それをどの様な方法で甦らせることが出来るか、重要な研究課題です。

 

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『森・水・人』−学術の森による森林生態圏科学の展開