電気インパルスによるキノコの発生

   

 古くから雷が鳴るとキノコがいっせいに発生することが知られていました。栽培キノコの代表であるシイタケは電気インパルス(人工的な雷)によって発生量が倍増することもあります。電気インパルスの刺激による菌糸に細かいひび割れが起こり、これからキノコがたくさん発生することが明らかにされています。九州ではマツ林が壊滅的な打撃を受けていますが、幸いにも、宮崎演習林にはアカマツ林が成育しており、マツタケやキツネタケなどマツ林に生育するキノコの研究に良い環境を提供しています。電気インパルスがこれらのキノコに影響を与えていることが分かってきました。

インパルス発生装置

インパルス刺激による菌根菌の発生試験

インパルス処理により発生したキツネタケ

菌根菌:キツネタケ

菌根菌:マツタケ

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『森・水・人』−学術の森による森林生態圏科学の展開