北海道演習林における教育

  

 現在北海道演習林では,九州大学全学の1〜2年生,九州大学地球森林科学コースの3年生,玉川大学林学教室などを対象とした実習を実施しています.また,九州大学,北海道大学,帯広畜産大学の卒業・修士論文,セミナーのフィールドとして利用されています.大学以外では,一般を対象とした公開講座「郷土の森と樹木を知ろう」,足寄高校林業体験実習,足寄町動物化石博物館主催の自然探索会などが行われています.


 北海道演習林には,原生林から人工林まで様々な攪乱タイプの森林があり,またこれらの森林それぞれに,環境による相違があります.このような多様な森林は研究材料として価値があるばかりでなく,自然と人間との関わりについて,体験を通して理解するための貴重な教材でもあります.

●フィールド科学入門
分野の異なる学生が集まり,基本的な野外研究の方法を学びながら,自然と人間の関わり方について考えます.

     

林学特別実習
森林科学を志す学生に,北海道の森林の特徴,森林がもつ様々な機能を解説します.

   

一般公開
十勝の低地帯では,天然林が貴重になってきています.自然林保全区など,演習林の森林に対する一般の方々の関心は非常に強く,全道から参加者が集まりました.

  

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『森・水・人』−学術の森による森林生態圏科学の展開