26 ギョウジャニンニク

雪解け頃のギョウジャニンニク

日本では近畿以北から北海道に自生するヒガンバナ科ネギ属の多年草で、北海道では昔からアイヌネギあるいはキトピロなどと呼び親しまれており、おひたしや酢味噌和えなど郷土色豊かな山菜として広く知られています。ギョウジャニンニクの名称は、修業僧(行者)たちが雪解けの頃、山野での修業中こっそり食べたことにちなんで呼ばれるようになったとも云われています。ギョウジャニンニクには、タマネギやニンニクなどのネギ属と同様に、抗血栓作用のある成分が含まれていることから、健康野菜として注目され、今では栽培物も多く出回っています。近年、足寄の山ではシカによる食害が目につくようになり、個体数の減少が危惧されます。我々も取り過ぎに注意して自然の恵みを楽しみたいものです。なお、ギョウジャニンニクと芽生えの姿が似ているスズラン・イヌサフラン・バイケイソウには毒性があり、毎年のように誤食による中毒事例が発生しています。お庭や野山で採取する際にはご注意ください。

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