05 ベニテングタケ

ベニテングダケ
テングタケ科テングタケ属のきのこで北半球の温帯以北に広く分布します。足寄では8月下旬から9月下旬頃、主にシラカンバなどのカバノキ属の林に発生し、これらと菌根と呼ばれる共生関係を結びます。鮮赤色の傘の表面に散在する白いつぼの破片が特徴で、これぞ毒きのこといった姿をしていますが、意外にも死亡例は少なく、旨味成分を含むため食用としている地域もあります。 北海道ではきのこによる食中毒が毎年のように発生し、平成元年以降ではテングタケ属のきのこによる被害件数が最も多くなっています。ベニテングタケはイボテン酸やムッシモールなどの有毒成分を含みます。これらの成分は乾燥や熱処理を行っても残存率が高いため、精神錯乱や下痢、嘔吐等の症状を引き起こすことがあるので誤食しないよう注意しましょう。 これからの季節、きのこ狩りに出かける人が多くなりますが、食用であることをきちんと確認して、秋の味覚を楽しんでください。 (村田秀介、内海泰弘)